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盧家屋敷(ロウ・カウ・マンション)

盧家屋敷盧家屋敷1889年に中国広東省生まれの貿易商で、慈善家の名士としても知られる廬華詔が建てた屋敷跡。重厚な石レンガを用い、中央に吹き抜けを配した典型的な中国様式を採用した2階建ての邸宅建築。様式や建築技術は東洋と西洋の両方が贅沢に取り入れられ、装飾にカラフルなステンドグラスが使われるなど、建造物としての価値と芸術性の高さから保護・保全の対象となった。
廬華詔(ロゥ・ワ・シオ)は、ロゥ・リム・イォック庭園の建造者としても名を残している。
18世紀半ばにマカオへ移り住み、兌換業を経たのちに銀行を立ち上げ、マカオ随一の富豪となった。当時のカジノ経営の主席やマカオ商工会議所の創始者としても活躍した。
その後、熱心な慈善事業家となり、一般市民にお米を大変安い価格で販売したり、無料で通える学校を建てたり、病院に多額の寄付を続けるなど、多くの公益事業を展開した。
その功績が讃えられ、ポルトガルや清朝から多くの勲章や称号を授かっています。
参観時間:9:00~17:00 ※月曜休館(ただし祝日の場合は開館)

玫瑰堂(聖ドミニコ教会)

聖ドミニコ教会聖ドミニコ教会1587年にカトリックのメキシコのアカプルコから来たドミニコ会スペイン人修道士3人によって建てられた小さな礼拝所が起源。現在の建物は1828年に再建されたものといわれており、建物正面のクリーム色の壁と緑の窓が南欧的な雰囲気を醸し出す。
コロニアル風バロック様式のファサード(正面外壁)は、クリーム色の壁に純白の漆喰で繊細な装飾が施され、マカオのファサードの中で最も美しいと評判です。
クリスマス時期にはオーケストラによるコンサートも開催される。カトリック関連の貴重な品々を展示するギャラリーも1997年に併設されており、絵画や彫刻、装飾など300点の宗教関係のコレクションが展示。教会右手にある通路からアクセスできる。
参観時間:10:00~18:00

大三巴牌坊(聖ポール天主堂跡)

聖ポール天主堂跡マカオの象徴ともいえる建築物、聖ポール天主堂跡。1602年から1640年にかけて建設され、完成当時は荘厳な姿で丘の上に建っていた教会だったが、1835年の火災によって焼け落ちてしまったため、教会の正面の壁と68段の階段だけが残る現在の姿となった。建設当時、日本ではキリシタン弾圧の下にあり、長崎から幕府の弾圧を逃れて渡ってきた多くの日本人キリスト教徒たちが教会の建設に携わった。設計はイタリア人修道士スピノラで、最初の創建者は日本にも来訪したアレッサンドロ・ヴァリニャーノ司祭。教会地下には天主堂芸術博物館と納骨堂があり、日本人キリシタンの殉教者の聖骨も納められている。火災で唯一焼け残った「聖ミカエル像」など貴重な宗教画も展示されている。また、壁の後ろ側には階段が設置され、中ほどまで上ることもできる。
参観時間:聖ポール天主堂跡24時間、天主堂芸術博物館:9:00~18:00

大炮台(モンテの砦)

モンテの砦海抜52メートルの丘の上に、1617~1626年にかけてイエズス会との協力で建設された、当時の強大な防衛施設。小高い丘を活用した約1万平方メートルの敷地は変則的四角形をしており、東西どちらの海岸からの攻撃にも目を光らせることができるように設計されていたもの。1623年にイエズス会からマカオ総督の手に渡った後、18世紀中ごろまで総督官邸としても使われ、1960年代にポルトガル軍が撤退するまで軍事施設として利用され、一般市民は立ち入り禁止だった場所。撤退後、気象台が置かれ、マカオの歴史、生活、文化を転じするマカオ博物館が1998年にオープンした。小高い丘だが聖ポール大聖堂跡の横からエスカレーターで丘の上までアクセスできる。
参観時間:砲台及び庭園7:00~19:00、マカオ博物館10:00~18:00 ※月曜休館

聖安多尼教堂(聖アントニオ教会)

聖アントニオ教会聖アントニオ教会聖ポール天主堂跡前の道を左へ進んだ先にあり、1588年にかつては竹と木で造られていたマカオで最初の礼拝堂とも言われている教会。現存する建物は1930年にネオ・クラシック様式の石造りに再建されたもの。石の質感が伝わる外壁は落ち着きがあり、中に入ると白壁に薄ベージュの天井、精巧な装飾が施された静寂の空間が広がります。
もともとポルトガル系住民の華やかな結婚式が行われることが多かったことから、「花王堂」という中国語の呼び名が付きました。
参観時間:7:30~17:30








東方基金會會址(カーザ庭園)

カーザ庭園カーザ庭園ポルトガルの豪商マヌエル・ペレイラが1770年に建てた邸宅だった場所。木造ネオクラシック様式の邸宅の庭には、大きな池や熱帯の木々が生い茂り、コロニアルな雰囲気を感じさせる。19世紀初頭、マカオは西洋人が居留することを許された中国で唯一の場所。当時国力が強かった英国東インド会社はここを借り上げ、中国との取り引きの本部として使っていた。
現在は東方基金會という財団が事務所として利用しており、事務所2階をギャラリーとして公開。大航海時代にちなんだアートなどが展示されている。
参観時間:ギャラリー9:30~18:00 ※土日祝休館、庭園9:30~18:00




基督教墳場(プロテスタント墓地)

基督教墳場基督教墳場イギリス東インド会社が1821年に建てたマカオ初のプロテスタント墓地で、アメリカやイギリスの宣教師、貿易商人など約150人が眠っている。カーサ庭園に隣接し、墓地入口の教会は英中辞典を編纂、聖書の中国語訳を行ったイギリスのプロテスタント伝道師ロバート・モリソンを記念したモリソン礼拝堂が建つ。カトリック中心のマカオにあって、ここは珍しいプロテスタント系の施設。
墓地にはロバート・モリソンや、マカオを描いたイギリス人画家ジョージ・チナリー(1774~1852)、イギリス宰相ウィンストン・チャーチルの祖先J.S.チャーチル卿など著名人も眠っている。
参観時間:9:00~17:30

東望洋炮台(ギア灯台とギア教会を含むギア要塞)

ギア灯台1622年から1638年にかけて築かれた、マカオで一番高い場所(海抜92メートル)にある要塞。
その後1865年に、近代的灯台としてギア灯台が中国沿岸部で初めての建設された。
ギア教会は要塞建設中の1626年頃、ギアの丘に居住していたクラリスト修道女たちによって建立された聖母礼拝堂です。
1996年の補修工事の際に、礼拝堂内部の天井と壁から約300年前と見られる見事なフレスコ画が見つかった。宗教や神話をテーマにしたもので、西洋的な画風の中に東洋的な図柄やタッチが見られ、ここにもマカオ特有の東西文化の融合が感じ取れます。教会内は見学可能です。
なお、灯台の内部は見学不可となっているが、日時限定で一般公開されることもある。
参観時間:砲台9:00~17:30、礼拝堂10:00~17:00


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